人事異動の挨拶で使えるスピーチ例
人事異動によって社内の同僚や上司の前で挨拶することがあると思います。いわゆるスピーチです。こんな時、あらかじめ話する内容を用意しておくと、便利です。
そこで今回は、人事異動の挨拶で使えるスピーチ例をご紹介します。
人事異動の挨拶とは?
人事異動の挨拶は、まず自分がどんな人間でどんなことを考えているのか?を礼儀作法を抑えた上で伝えることです。その時、どんな方法で挨拶すれば良いのか分からない場合は、基本を大事にします。
挨拶の基本とは?
人事異動に限らず、挨拶の基本とは、ファッションと同じ用に、TPOをおさえるということです。
まず自分がどんな人間なのか?今言うべきことは何か?どんな内容の話をすべきなのか?それぞれをあらかじめ用意しておくと便利なのが挨拶の基本です。
挨拶は人前でするだけではない。
挨拶とは、スピーチだけではありません。手紙やメールでおこなったり、その人に会いに行くのも挨拶です。
たとえば、上司には直接会いに言って挨拶するほうが良い場合もあります。会えない人にはメールや手紙を書くのが良いでしょう。
ここではそんなケースについてご紹介します。
スピーチの前にやっておくべき挨拶
人前でスピーチする前に、先にやっておくべきことがあります。これも挨拶の中に含まれます。どんなことをやったらいいのか、まとめてみます。
上司に直接挨拶しに行く
異動先の上司には直接会いに行って、挨拶するのが良いでしょう。異動先が遠い場所なら、まずは電話でも構いません。それだけで上司の印象が良くなるはずです。
お世話になったこれまでの上司や同僚にも直接会いに行く
人事異動が決まったら、これまでの上司や同僚にも「直接顔を見て挨拶」しに行きましょう。直接影響があるはずです。しっかり出向いて挨拶しておきます。
直接会えない人にはメールや電話をする
直接顔を合わせて挨拶するのが良いですが、どうしてもできない場合があります。その場合は、メールや手紙、電話などでまずは挨拶しておきましょう。
顧客がたくさんいる場合は、どうしても1人1人回っておくのは難しいので、今後も大いに影響のある顧客には、顔を見にいき、しばらく関わりが薄くなりそうな顧客には、まずはメールなどで一報を入れておきましょう。
これまでの上司に直接会いに行って挨拶する例
上司はすでに人事異動のことを知っています。ですので、余計な内容はいりません。たとえば下のようなものです。
〇〇部長、ご存知のとおり、この度の人事異動でこちらの部署を離れることになりました。これまで色々と面倒を見ていただき有難うございました。
〇〇部長の元で学んだことを活かし、次の部署でも真剣に仕事に取り組んで行きたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
新しい上司の元へ直接会いに行って挨拶する例
□□部長、本日付けでこちらの部署に配属が決まりました△△と申します。以前は、〇〇部長の元で、〜〜などを中心に業務をおこなっておりました。こちらの部署でこれまでの経験を活かし、仕事をしっかり行なっていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
異動の挨拶で忘れてはならないポイント
ここでは、異動の挨拶の際、忘れてはならないポイント、基本的なマナーについてご紹介します。特に社外の顧客や取引先に対してです。
正式な辞令が出てからおおっぴらにする
異動の挨拶は、正式な辞令が出てから。特に親密ではない人たち大勢に伝えてしまうと、あなたの異動のおかげで影響を受ける人に伝わると、社内で問題を起こすことがあります。
挨拶の流れ
挨拶の流れ、テンプレートがあります。それが、「異動の事実」→「感謝」→「今後のこと」という流れです。
この流れで挨拶メールを作ったり、電話するとスムーズに事が運びます。
個別で挨拶した方が良い人がいる
社内では上司、社外では重要な顧客、懇意にさせて頂いていた顧客などです。こちらの人には個別で挨拶することを心がけましょう。
直接会えない人へのメール例
●●さま
お疲れ様です。このたび、3月1日をもって、◯◯部へ異動することとなりました。
●●さまには、これまで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。●●さまに教えてもらったことは、次の部署でも活かし、仕事に励んでいきたいと思います。
またご一緒させていただく時は、何卒よろしくお願いいたします。
人事異動の挨拶スピーチ例
人事異動に際してのスピーチ例は、これまでの感謝の気持ちを伝えることに重きをおいた内容に仕上げておきます。
フランクな例
今回、3月1日から◯◯部へ異動となりました。皆様とご一緒させて頂いた経験は、忘れません。時に厳しく、時に楽しく、温かく接していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
こちらで学んだことを活かし、次の職場でがんばりたいと思います。今後もご一緒することがあると思います。また引き続きよろしくお願いいたします。
硬い感じ
この度、3月1日付けで〇〇部へ配属となりました。皆様に優しく接して頂いた日々は、私のかけがえのない時間です。有難うございました。
こちらの部署で学んだ知識や経験を活かし、新しい職場でもしっかりと仕事に取り組んでいきたいと思います。
今後も、どこかでご一緒する機会がありましたら、その節ではまたご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
まとめ
今回は、人事異動の挨拶で使えるスピーチ例をご紹介しました。